血圧の変動時

起床時の急激な血圧の上昇は、脳卒中の発病リスクに関与すると言われており、早朝の血圧コントロールが重要となります。

薬剤師としてもこの血圧の変化の問題は良く患者さんから相談されます。

ここ最近、精度の優れた自動血圧計が開発さていますが、自動行動下の血圧値を1日30分間隔で測定することによって、診察室以外の血圧情報を知ることができます。

通常の血圧値は、覚醒された時に高い値を示し、睡眠時に低値を示すことが明らかになりました。 早朝と夜間の血圧値の差が大きい状態をモーニングサージと言い、そのモーニングサージのある患者さんでは脳卒中発病の危険性が約3倍高いと言われています。

高血圧症の自覚症状としては、頭痛や肩こり、動悸やめまいなどが現れますが、軽度の高血圧症では自覚症状がない場合も多く、血圧がかなり上昇していても自覚症状が現れない場合もあり、もちろん症状の程度も各患者さんによって異なります。

自覚症状として最も多くみられる症状は肩こりが酷いと感じた時や、頭痛などですが、ふわふわと体が浮いて耳鳴りを自覚することもあります。

また、薬剤師に息苦しさや胸が痛いなどの症状を訴える事があり、高血圧症が進行し心臓や肺に合併症が現れると出現する症状です。

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血圧を上げる薬と、下げる薬

血圧に影響を与える薬として、パーキンソン病治療薬や造血薬、肝機能改善薬や抗不整脈薬がありますが、血圧が低下する方向に影響を与える薬剤は抗不整脈薬となります。

一般的に血圧管理に用いない薬剤でも、血圧を上昇させる作用をもつものや、降圧薬の作用を減弱し、血圧管理を悪化させる薬剤があります。

高血圧症患者をみる場合、薬剤師は患者さんがこれらの薬剤を服用していないかを常に確認し、注意しておくことが大切です。

難治性高血圧症患者や、血圧管理が急に悪化した場合は、薬剤誘発性高血圧症を調べて見極める事が重要で、可能性のある薬剤は薬剤師に相談して出来るだけ早急に中止を試みて下さい。

パーキンソン病治療薬は、アミノ酸炭酸酵素によって変換されたノルエピネフリンによって血圧が上昇します。

肝機能改善薬は、副作用である偽アルドステロン症が起こると血圧が上がります。
造血薬は、原因は明らかではなく、造血による血液の粘膜の増加が、血圧を上昇させていると考えられています。