日常の生活
高血圧症は特別な症状が出ないことが多く、知らない間に血管や心臓に負担をかけてしまい、突然脳卒中などの引き金となる場合もあるので、患者さんの治療に対する動機付けを行い、患者さんの生活行動を改善させることが必要です。
高血圧症の場合は、塩分を7g/日くらいに抑えるように心がけ、香辛料や酸味をうまく活用して塩分を控えるようにし、洋食は和食より塩分が控えてあるので、脂肪を摂りすぎない程度に献立を考えて行きましょう。
肥満は血圧を上げるのみでなく、心血管病の危険因子でもあり、標準体重より20パーセント以上多い場合は、運動療法を行うようにして下さい。
運動は激しくても水泳程度で、ランニングや歩行などを積極的に行うのは良く、腕立て伏せや重量挙げなどは、運動中に血圧が高くなりやすいので、出来るだけ避けるようにしましょう。
アルコールを飲み過ぎると、血圧が高くなることが有るので、禁酒が一番ですが、お酒の量を減らすことで、降圧効果は一般的に1週間から2週間程度で現れてきますので、お酒を減らす方は、ビールは1本、日本酒は1合を目安にして下さい。
また、煙草は動脈硬化を促進させて、血圧を上げると言われており、喫煙は一部の血圧の効果薬を弱めることも知られているので、禁煙するようにして下さい。
食事も栄養バランスが大切で、野菜は毎食とり、果物は1日1個とるようにしましょう。
カルシウムやマグネシウムにも血圧を下げる作用があり、両方を含む牛乳を1日コップ1杯くらいとるようにして、肉類に含まれている飽和脂肪酸は動脈硬化を進めるので、肉よりは魚を多くとるようにして下さい。