日常の生活
高血圧症は特別な症状が出ないことが多く、知らない間に血管や心臓に負担をかけてしまい、突然脳卒中などの引き金となる場合もあるので、患者さんの治療に対する動機付けを行い、患者さんの生活行動を改善させることが必要です。
高血圧症の場合は、塩分を7g/日くらいに抑えるように心がけ、香辛料や酸味をうまく活用して塩分を控えるようにし、洋食は和食より塩分が控えてあるので、脂肪を摂りすぎない程度に献立を考えて行きましょう。
肥満は血圧を上げるのみでなく、心血管病の危険因子でもあり、標準体重より20パーセント以上多い場合は、運動療法を行うようにして下さい。
運動は激しくても水泳程度で、ランニングや歩行などを積極的に行うのは良く、腕立て伏せや重量挙げなどは、運動中に血圧が高くなりやすいので、出来るだけ避けるようにしましょう。
アルコールを飲み過ぎると、血圧が高くなることが有るので、禁酒が一番ですが、お酒の量を減らすことで、降圧効果は一般的に1週間から2週間程度で現れてきますので、お酒を減らす方は、ビールは1本、日本酒は1合を目安にして下さい。
また、煙草は動脈硬化を促進させて、血圧を上げると言われており、喫煙は一部の血圧の効果薬を弱めることも知られているので、禁煙するようにして下さい。
食事も栄養バランスが大切で、野菜は毎食とり、果物は1日1個とるようにしましょう。
カルシウムやマグネシウムにも血圧を下げる作用があり、両方を含む牛乳を1日コップ1杯くらいとるようにして、肉類に含まれている飽和脂肪酸は動脈硬化を進めるので、肉よりは魚を多くとるようにして下さい。
気管支喘息
1996年に厚生労働省長期慢性疾患総合研究事業の調査で明らかになったのですが、日本の気管支喘息者の累積は、乳幼児で5.1パーセント、小児で6.4パーセント、成人では3.2パーセントであり、生活環境の変化などから毎年増加傾向にあります。
これまでの文献上で、日本の平均値を摂ると、1960年代で相には1パーセントだったのが、最近では6%まで上昇し、成人では1パーセント以下から3パーセントまで増えて来たとされています。
また、肺気腫や慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患も、日本国の高い喫煙率や急速な高齢化などによって増加するものと予測されています。